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12誘導心電図の装着と管理

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手順
  1. 患者本人であることを確認し、目的を説明し同 意を得る。
  2. 手指消毒を行う。 [詳細][理由]  微生物の伝播を減少させる。
  3. 心電計の電源コードをコンセントに差し込み、 電源を入れる。
  4. 患者の氏名等必要な情報を心電計に入力する。 [詳細][理由] 患者誤認を防ぐ。
  5. 患者の体位を仰臥位になるように整える。
  6. 交流障害を予防するため、電気毛布など電気製 品の電源を切る。 [詳細] [理由] 電灯や電気器具のコンセントなどから漏れた 電流が湿気などを通って人体に入り、心電計に入りこむ1)
  7. 必要時介助し、前胸部と手首・足首を露出させ る。 [詳細][注意] 室温が低い場合は適温に調節し、患者の保温とプライバシ ーに配慮する。
  8. 電極シールを貼付する部位が発汗していたり、 軟膏が塗布されている場合は、タオルで拭き乾燥させる。 [詳細][理由]  電極が外れにくくなり、安定した記録がとれる2)
  9. 電極シールを正しい位置に装着する(図4、図5 参照)。 [詳細][注意] 正しい位置に装着しないと正しい波形を計測できないため 注意する2)
    [注意]  貼付部位に創な どがある場合、その部位を避けて正しい位置のなるべく近い位置に電極を貼付する。
  10. 心電計のリード線を電極シールに接続する。
  11. 較正曲線(感度)、10mm(=1mV)の標準感度に なっているかどうかを確認する。 [詳細][理由] 正確に解釈す るため、標準的な方法で正確な波形を得る。
  12. 患者に、力を抜いてリラックスするように伝え る。 [詳細][理由] 筋肉が動いたり、力が入ることによって電気が発生し、正 しく記録されない。
  13. 心電計のスタートボタンを押す。
  14. 記録終了後、 心電図の波形を確認し、必要があれば速やかに医師に報告する。[詳細][注意]  ノイズや交流障害、基線の動揺などの波形が出たら、患者の状態や電極位置を確 認する。
  15. 電極を外し、粘着剤が皮膚に残っている場合は 、清拭タオルを用いて清拭する。 [詳細][理由] 皮膚障害を防 止する。
  16. 患者の寝衣・掛け物を整え、検査が終了したこ とを伝える。
  17. 手袋を外し、手指洗浄をする。
  18. 心電計を片付ける。
  19. 検査内容と結果をカルテに記録する。
図1 解剖図:心臓 刺激伝導系

図2 解剖図:心臓の位置

図3 心電計の例 (画像協力:日本光電工業株式会社)

図4 電極の装着位置 <胸部誘導>                <四肢誘導>
V1:赤 第4肋間胸骨右縁           左手:黄
V2:黄 第4肋間胸骨左縁           右手:赤
V3:緑 V2とV4の間             左足:緑
V4:茶 左鎖骨中線第5肋間          右足:黒(アース)
V5:黒 左前腋窩線上V4と同高
V6:紫 左中腋窩線上V4と同高

第4肋間の位置が分かりにくい場合は、胸骨角(胸骨の突起部分)を起点とする。その横が第2肋間となるため、第3、第4と順に探る。

図5 12誘導心電図測定の全体像

図6 心電図波形の見方

図7 心電図波形

必要物品
  • 標準12誘導心電計
  • ディスポーサブル式電極シール
  • 記録用紙
  • 電極装着用ペースト、生理食塩水で濡らしたガーゼ

[必要時]
  • 清拭タオル
最終更新日 2012/04/26
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