導入事例|京都第二赤十字病院様

京都第二赤十字病院

京都第二赤十字病院
所在地|〒602-8026 京都府京都市上京区釜座通丸太町上ル春帯町355-5
病床数|680床
看護師配置基準|7:1 看護師数|680人

導入背景

○使いやすく、管理しやすい看護教育システムの構築の必要性を感じていた

○看護師が静脈注射を実施するにあたり経験の有無にかかわらず、一定レベルのスキル習得ができる教材を模索していた

導入結果

○豊富な情報量・視覚的に学べる教材で、新人集合研修の予習に最適であると実感

○院内LANの限られたネット環境でもPDFファイルに変換し活用することで手順を確認し、新人と指導者共にタイムリーに手順が確認できる

導入背景

経験の有無にかかわらず一定レベルのスキル習得を目指す

看護部長 安井 邦子様

看護部長 安井 邦子様

京都第二赤十字病院では、静脈注射は基本医師の業務としていましたが、緊急時など看護師が静脈確保を行うことも多く、その技術教育を検討していました。「当院は600名を超す看護師がいますが、ベテラン看護師は経験知に頼りがちです。一方で経験が浅い者もいます。そこで経験の有無に関わらず一定レベルのスキルを身につける必要があると感じました。」と安井看護部長。明治45年開設という歴史ある病院なので、もちろん看護手順などマニュアルはあるものの、技術の進歩に応じた更新がなされていない部分もあったそうです。また安井看護部長はテキストだけではスキルは身につかないとおっしゃいます。「教科書はあくまでも参考にして、目で見て視覚的にトレーニングができるシステムが欲しいと考えていました。」

同院では毎年4 月に60人近くの新人看護師、既卒の看護師を採用し、年間では80名近くを採用しています。このような状況で、技術教育を分厚い紙のファイルたびたび開いて行うことは困難であり、より効果・効率的に技術教育をサポートできる方法を模索されていたそうです。「わからないときにすぐに手にしてこそ、理解が深まると思います。その点、ナーシング・スキル日本版は動画やPDFで、いつでもどこでも使えるのがいいですね。しかも最新のエビデンスがあるので、新人だけでなくベテラン看護師にも使えると感じました。」

導入経緯

カスタマイズ機能で既存の手順やマニュアルを生かす

看護副部長 乾 啓子様

看護副部長 乾 啓子様

「院内で導入を検討した際に、従来からある院内看護手順との相違を懸念しておりましたが、ナーシング・スキル日本版は当院のマニュアルと大きく違わない上に、動画で手順が確認でき、最新の情報が盛り込まれているのが魅力でした。また自由に、しかも簡単にカスタマイズができる点も高く評価しました。」と乾看護副部長は言います。「ただ、こういったものは一年限りでは十分に活用できないと思います」と語り、1年目は新人の学習支援ツールとして活用し、次年度以降はカスタマイズ機能を活用して、同院の手順をナーシング・スキル日本版に反映させることにしたそうです。

「今までの手順やマニュアルが無駄にならないだけでなく、むしろよりわかりやすく活かせるツールになると思いました。そのため、導入は非常にスムーズでしたよ。これからは最新の情報が更新できるので、すべてのキャリアの看護師に活用できると思います。」

導入結果1

入職前から学習できる環境を提供し、その効果を実感

看護師長 渡辺 友理子様

看護師長 渡辺 友理子様

[新人看護師技術研修(静脈血採血)アンケート/有効回答数:55]

「約60名の新人看護師には、入職前からIDとパスワードを付与しました」と渡辺看護師長。4月の新人研修前の予習として、課題を提示しました。「ナーシング・スキル日本版は、誰がどのコンテンツにアクセスしているかがこちらで把握できるのがいいですね。入職前に約40項目の手技の閲覧履歴があり、中でも動画の閲覧率が高かったようです。事前に勉強してもらうことで、新人研修では細かい解説が省略でき、より大事な注意点や技術の演習に時間を割くことができました。」同院では、ナーシング・スキル日本版の効果を確かめ、次年度の更新に有効活用するために、すべての新人看護師にアンケートを実施しました。その結果は、「手順、留意点、テストなどが自分の都合のいい時間に確認できて便利」「動画で自分の動きがイメージできる」「1つ1つの手技に根拠があり、わかりやすい」「チェックリストを活用することで、出来ている点と出来ていない点がよくわかった」といった声が多かったようです。さらに「見直したい時にスマートフォンで手軽に見ることができるのが便利」という現代っ子らしい感想も。

また現場で看護師を指導する立場の人にとっても「病棟は忙しく、ゆっくり時間をとって基本を教えることが難しいこともあるため、こうしたツールがあるのはありがたい」「指導者が同じ教材を使うことで、技術レベルの統一が図れる」と好評でした。

導入結果2

限られた院内のネット環境でもPDFを有効活用

京都第二赤十字病院では、各病棟の電子カルテ用パソコンにナーシング・スキル日本版のPDFファイルが入っています。「現場でわからない時でも、新人がすぐに画面で確認できるので助かっています。動画は見られないですが、イラストもわかりやすい、と好評です。」と、渡辺看護師長は言います。実際に救命救急センターに勤務する新人看護師のお二人にお話を聞きました。「ナーシング・スキル日本版は入職前から使っています。最初は動画を見て、一連の流れを把握しながら理解を深めました。次からはイラストや図解だけで十分わかるようになりました。今は採血など現場でその日にやることがわかっている時は、朝チェックしています。大切な要素が見やすくまとまっているので、短い時間でも予習ができるので、助かります。」「図解が多く、また手順が細かく書かれているので、PDF でも十分わかりやすいですね。いろいろな手技のイメージができます。現場で困った時でも、手近な端末からすぐに開けるので便利です」と、活用されていました。お二人の指導者にあたる先輩看護師の方は「現場で新人看護師を指導する者も、共通の方法をすぐに確認できるので、指導者と新人の認識のズレが生じないのもありがたいですね」とのこと。ネットの環境が整っていない場所でも、問題がないようです。

今後の展望

当院の魅力のひとつとして看護学生・看護師にアピールしていきたい

「ナーシング・スキル日本版は多くの手技がわかりやすく説明されていて、情報量も豊富です。看護師だけでなく、臨床工学技士や理学療法士など他職種の人にも役立つと思います」と乾看護副部長。ただ、今は導入したばかりなので同院に沿ったカスタマイズが完了するにはまだ時間が必要とのことです。今後は同院のマニュアルや手順を活かしながら、最新の情報を反映させた独自のマニュアルを完成させたいとの意気込みを語られました。さらに看護師採用にも大きなメリットになると期待を寄せておられました。「当院の労働条件は決して悪くないと自負しているのですが、他の病院と同じく定着率が大きな課題です。新卒看護師の確保のために、就職セミナーや当院のホームページでもe-ラーニングシステムがあることを伝えています。学生の反応はいいですよ。今後は院内の教育にもどんどん活用して、看護師の定着率の向上にも活かしたいですね。」

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