導入事例|新潟県病院局様

 新潟県立の15病院が一斉導入 全県的な看護手順の標準化と 新潟県立病院のPRに活用 新潟県立新発田病院とリウマチセンター

新潟県病院局

新潟県病院局
新潟県立15病院
専門病院| 3( 精神医療センター、がんセンター新潟病院、リウマチセンター)
広域基幹病院| 2(中央病院、新発田病院)
地域中核病院| 4( 十日町病院、六日町病院、小出病院、吉田病院)
地域医療病院| 6(妙高病院、柿崎病院、松代病院、加茂病院、津川病院、坂町病院)

導入背景

○人事異動がある為、県立病院間の看護手順の標準化を求める声が多かった

○病院局として新卒看護師確保のためのPR活動に取り組んでおり、ナーシング・スキル日本版の導入が魅力的な職場環境づくりに貢献できると考えた

導入結果

○ワーキンググループを立ち上げ県立病院間の標準化へ第一歩を踏み出す

○就職ガイダンスにおける学生の反応の良さを実感

導入背景

県立病院間の手順標準化を求める声

業務指導監 佐藤 順子様

業務指導監 佐藤 順子様

新潟県には、県立病院が佐渡を除く各地域に15施設あります。内訳として専門病院が3つ、広域基幹病院が2つ、地域中核病院が4つ、地域医療病院が6つで構成されています。昨年看護の課題の取り組みとして同じ県立病院間の看護手順の標準化について、病院局の中の業務課と数名の病院からの代表によるワーキンググループが組織され、検討が行われました。

病院局で経営企画員を務めている長谷川美津枝様は導入の背景について次のように語られます。「これまで各病院には、それぞれに業務手順やマニュアルがあり、ローカルルールの下で運用され、県立病院間での看護手順の標準化を求める声が寄せられていました。」また、同じく病院局でワーキンググループを主導している佐藤順子業務指導監も「県立病院は、年度末に職員の異動を行うことは避けることが出来ず、異動することになった経験の浅い看護師が、同じ県立病院にもかかわらず看護手順の微妙な違いに、戸惑ったという声を聞くことがあります。」と語ってくれました。

そこで、県庁の病院局にある業務課が、「県立病院看護手順標準化ワーキンググループ」を立ち上げ、標準化について検討することになりました。

導入経緯

新卒看護職員確保へのアピールツールとしても期待

経営企画員 長谷川 美津枝様

経営企画員 長谷川 美津枝様

ナーシング・スキル日本版との出会いについて長谷川様は、「看護協会主催の学会で、ナーシング・スキル日本版を知った県立病院の職員がいて、これを標準化に使えないだろうかという相談がありました。」と、動機を語ってくれました。「無料トライアルをしたところ、ワーキンググループのメンバー達の大半から、当初の目的の一つである標準化には最適のツールだという意見が挙がり、使い方も簡単で、動画の分かりやすさも想像通り大好評でした。」

標準化のツールとしてだけではなく、新卒看護職員確保のためのアピールツールとしても期待されたそうです。「2006年の診療報酬改定、「7対1加算」以来、地方の病院から都会の大病院へ看護師が引抜かれるなどの現象は新潟県でも例外ではなく、県立病院においても看護師不足に拍車が掛かりました。」

佐藤様、長谷川様共に「動画付きの手順は新人看護職員の不安を軽減できるし、エビデンスもあるので新人以外の看護師のレベルアップも図れる!」と判断し、導入となりました。

導入結果1

標準化に向けたワーキンググループの活動

ワーキンググループメンバーの皆様

 

ワーキンググループメンバーの皆様

ワーキンググループメンバーの皆様

「当初、導入後の運用についてはある程度各病院に任せてもいいのではないかという考え方もありました。しかし、標準化を目指して導入を決めた以上、効果的な運用ができるまで、ワーキンググループでの検討を継続させようということになりました。」と佐藤様。代表4病院の看護副部長を招集し、ワーキンググループを立ち上げました。「県立病院全体としてはナーシング・スキル日本版をどのような位置づけで運用していくかを検討してもらっています。現在のところ、看護師だけでは完結が難しい手技、つまり医師や他職種他部門が関わるような手技については、15病院を標準化することは難しいのですが、それ以外の手技はナーシング・スキル日本版を標準とし活用していく方向です。」ワーキンググループを立ち上げたもうひとつの背景については次のように語られました。「ワーキンググループを作ることで、病院間の歩調があわせやすくなります。なかなか活用が進まない病院については、標準化の活用に積極的な病院が引っ張ってくれる効果も期待できます。

導入結果2

人材確保のためのデモンストレーションに最適なツールとして

県内はもとより首都圏等に出向いた就職ガイダンスにおいてもナーシング・スキル日本版は好評で、学生に安心感と期待感を与えていると、実感されているそうです。「動画の魅力はやはり大きく、しかも3分から5分の短い時間で集中して見られることから、説明会後にとったアンケートにも、『ナーシング・スキル日本版がとても魅力的だった』とか『動画で学べるのは安心です』といった声がたくさんありましたね。」と長谷川様。「内定を出しても、実際に配属先が決まるのは翌年3月で、その間、不安に思っている学生さんにナーシング・スキル日本版を見てもらうことは、実際に働き始めるまでの不安を軽減することにもつながるでしょうね。『県立病院は教育に熱心な病院』との印象を学生さん達に与えることが出来た価値は大きかったですね。これからも新卒看護職員の確保のために、デモンストレーションしながらアピールすることは必要だと考えています。」

今後の展望

新人教育だけでなく、指導にあたるナースにも活用してほしい

各病院の今後の活用について、長谷川様は次のように期待されていました。「特に新人看護師の教育で活用すべく、研修プログラムに落とし込んで活用してもらいたいですね。最終的には新人だけでなく、経験のあるいろんな看護師にも活用してほしいと思います。キャリアのあるナースも、いざ指導の立場になると意外と、『あれ、これで合っていたかな』と不安を感じたり、教科書に戻って再確認したくなるものです。自信をもって教えてもらうためにも、根拠が掲載してあるナーシング・スキル日本版はとても力になるものだと思います。」さらに、他の職種が関係する手順においては、ナーシング・スキル日本版を見ながら見直し、さらに他職種とコミュニケーションを深めることで共有を図る機会にしてほしいとの期待を込められていました。

最後に、コストパフォーマンス視点からの評価について「これまで1人当たりの職員にかけていた書籍や研修費用と比較しても、けっして高くはない。長期的に見ても投資効果は明確ですね」とお二人口を揃えて話してくださいました。

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