導入事例|東京有明医療大学様

東京有明医療大学

東京有明医療大学
所在地|〒135-0063 東京都江東区有明2-9-1
学生数|定員50名

導入背景

○正しい技術と知識を視覚的・自主的に学べる方法を重視

○既に導入していたe-ラーニングシステムに加え、学生の学習状況を把握できる機能を模索

○限られた教員で一人ひとりの学生に提供できる教育の質を向上させたい

導入結果

○自宅からもアクセスできるよう個別ID を配布。また各手技の充実した動画で学ぶことでより効果的な自己学習環境を提供

○学生のレベルを見える化し、個別に最適化された教育が提供できるプロセスが構築可能に

○教育プロセスの効率化で、教員は学生の思考力を高める教育に集中できることが期待される

導入背景

正しい技術と知識を視覚的・自主的に学べる学習環境を目指す

看護学部看護学科 学科長 教授 博士(看護学) 金井 Pak 雅子先生

看護学部看護学科
学科長 教授 博士(看護学)
金井 Pak 雅子先生

「ナーシング・スキル日本版で評価すべきポイントは動画のクオリティです。ものごとの概念が形成しきっていない学生にとって、看護技術の知識だけではなく、イメージ(概念)を持つことはとても大切です。ナーシング・スキル日本版の動画はイメージ(概念)形成にとても役立つと思います。」と看護学科長の金井Pak 先生は語られます。東京有明医療大学では元々、ビデオオンデマンドという動画が自宅でも見られるe ラーニングシステムを独自に構築し、運用していました。しかし、既存のeラーニングシステムでは、利用者の利用状況や理解度を把握する仕組みが無く、また外部のサーバーの容量の限界も近づいていたため、今後のe ラーニングシステムの運用方法を模索していました。「すでに導入しているビデオオンデマンドでも行っていたことですが、学生一人ひとりが学校外からでも学習できる環境が提供できることも大きなポイントです。インターネット、パソコンに慣れ親しんでいる学生にとって、eラーニングは特別なものではありません。学生達の目線に合わせた環境で教育を提供することは、学習のモチベーション維持にも役立つと考えています。」

導入経緯

説得力のあるコスト&クオリティ

看護学部看護学科 教授 TAU 情報センター長 博士(看護学) 前田 樹海先生

看護学部看護学科
教授 TAU 情報センター長
博士(看護学)
前田 樹海先生

ナーシング・スキル日本版のコストとクオリティ面でのメリットが明快だったため、導入に際して、関係者の理解を得ることにそれほど大きな苦労は無かったそうです。「動画がインターネット経由でどこでも見られるだけでなく、それが随時更新・追加される、また利用者の理解度を測るテスト機能や、課題設定などの管理機能も充実している。さらに自分たちのコンテンツを活用できるプラットフォームとしての魅力も大きかったです。」そう語るのは、教授兼情報センター長の前田先生。「元々自分たちで持っているコンテンツや教育プログラムをナーシング・スキル日本版のプラットフォームに載せて運用することで、自分たちの財産も活用できます。それだけを見ても価値は十分にあると思いましたね。」また、ナーシング・スキル日本版の監修病院と、実習病院が同じであるため、実習病院との連携を強化する意味でも有用性を感じられたそうです。「学校と実習先で同じツールを用いて技術を実践することは、学生にとって安心感があります。秋の実習から早速使用できればと考えています。」

導入結果1

学生の理解度に応じた授業の実現への期待

看護学部看護学科 助教 修士(看護学) 中村 充浩先生

看護学部看護学科
助教 修士(看護学)
中村 充浩先生

基礎看護学領域助教の中村先生は、ナーシング・スキル日本版の活用計画について次のように語られています。「私の講義では後期から活用する予定ですが、ナーシング・スキル日本版を利用するメリットは主に2つあると考えています。一つは学生にとっての馴染みやすさ。もう一つは我々管理者側が各学生の学習状況を把握できることです。学生が授業の予習を自宅でする場合、教科書だけでも基礎の教科書、技術の教科書、さらに我々が作成したプリントなど、学習に必要な物がどうしても多くなってしまいますが、ナーシング・スキル日本版であればその必要はありません。さらに、オンラインで提供される形式は学生達にとって馴染みのあるスタイルだと思いますし、コンテンツが、動画とテキストがコンパクトにまとまっているため 、学習も効率化されると思います。また、管理者側のメリットとして考えられることですが、学生一人ひとりの事前学習状況を講義の前に把握できることです。予習段階でのテスト結果を事前に把握することで、各学生の理解度に応じた授業や演習が提供できると考えています。」

導入結果2

学生の“思考力”を高める教育にシフト

「私たちがこれまで授業や演習で行ってきた“知識の提供”をナーシング・スキル日本版でカバーしてもらえるのであれば、私たち教員は学生の思考力を高める教育にシフトでき、限られた講義の時間をより密度の濃いものにできます。例えば、最近は雑巾の絞り方を知らない学生がいます。だからといって雑巾の絞り方を教科書で教えるのはナンセンスなことです。むしろ普段の日常生活で、母親が雑巾絞りをしていることに気づくことや、効率良く絞るにはどうするべきかを考える力を養う教育の方がはるかに意味があります。限られた教員の数と講義時間の質を高めていくことは常に我々教員が向き合っている課題です。ナーシング・スキル日本版を活用した教育スタイルはこの課題に対する一つの解決策となる気がしています。

今後の課題

教員の一方通行で終わらない、双方で議論できる教育の実現

「理想の教育を実現するために、ソフト面、ハード面共にレベルアップを進めていきたいです。実習室でもナーシング・スキルが参照できるような環境を作りたいですね。」

「ナーシング・スキル日本版は確かに看護教育の現場において有用なツールであることには間違いありませんが、導入しただけで全てを解決してくれるわけではありません。大切なことは、その使い方です。料理に例えるならば、ツールは材料、我々教員が料理人というところでしょうか。材料をいかにクオリティが高い料理として提供できるかが我々教員に課せられた使命だと思っています。今考えている一つの理想の教育の在り方は、教員の一方通行で終わらない教育です。教員は知識を与え、学生はそれを受け取るだけの機械的な教育ではなく、得た知識を活用しながら考えて、双方で議論できるような教育を実現したいと思っています。その点を突き詰めるならば、教員や教科書が必ずしも正しい答えを持っているという前提を覆しても良いかもしれません。正しい答えにたどり着くために思考が必要な環境をもっと提供していきたいと思います。ナーシング・スキル日本版の中にも敢えて間違ったコンテンツを用意して、学生に答えを考えさせるような方法も面白いと思います。また、ナーシング・スキル日本版を利用する学校同士が、互いの教育方法をシェアできるような仕組みがあると良いと思います。よりレベルの高い教育を模索し続ける上でグッドプラクティスは私たちも学び続けたいと思っています。」

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