ナーシング・スキル日本版の導入前には、すでにビデオ教材の自主制作も進めておられ、その時に様々な課題に直面されていたそうです。
「ビデオ教材制作を進めていた時にまずぶつかった壁は、表現上の制限です。日本では映像化できないものも多く、また教員やティーチングアシスタントをモデルにしていたため、動画化できる範囲が限定されていました。また、編集作業が想像以上に時間がかかるため、夏休みを返上してまで制作しましたが、完成したビデオ教材の数やクオリティにはまだ満足していませんでした。しかし、ナーシング・スキル日本版に入っている動画は数が非常に多く、実際の現場の映像だけでなく、詳細な表現が必要な看護技術についてはアニメーションも駆使しており、クオリティは素晴らしいものでした。
導入にあたっては、製品の機能やコンテンツの精査だけでなく、本学部に既存のe- ラーニングシステムをどのように共存させるか、という点も慎重に協議しました。最終的には既存のe- ラーニングの組み立てを考え直し、ナーシング・スキル日本版を併用した授業運営システム作ることにしました。